配置の適正化

特定の部門だけ残業時間が多いケースがあります。各部門への配置が適切でないと、部門ごとに仕事量がばらついて、特定部門の残業時間が長くなります。

部門ごとに必要な人員を調査して、負担を平均化するために、従業員を適正に配置し直します。

特別な事情がある場合は別ですが、余裕がある部署から、足りていない部署に人員を異動させることができれば、部署ごとの負担を平均化できます。

残業や休日出勤をしないことを前提として、業務計画の立案と実行が可能になります。残業時間が最長の従業員の残業時間を減らすことに繋がります。

また、業務の状況を見ながら、その都度、他部門に応援を出したり、受け入れたりして、臨機応変に対応できる体制を整えていれば、残業時間を削減できるようになります。

そのためには、積極的に教育訓練を実施して、多能工化（１人の従業員が複数の業務を行える状態）を促進することが不可欠です。多能工化を進めるために、定期的な配置転換や定期的な担当の変更も有効です。