ブラックボックスの仕事をなくす

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ブラックボックスの仕事をなくす

特定の従業員にしかできない(ブラックボックスの)仕事や担当を作ってしまうと、その従業員に業務が集中して、残業時間が増大します。特に休日出勤は、特定の従業員に集中する傾向があります。

ブラックボックスの仕事があると、残業時間(残業手当)が増大することに加えて、様々な弊害があります。

その従業員が急に退職すると、誰もフォローできませんので、業務が滞ります。「退職する訳がない」と断言する経営者もいますが、自己都合退職はしないとしても、急病や事故に巻き込まれる可能性はゼロではありません。

また、ブラックボックスになっていると、上司はその部下を正しく評価すること(人事考課)ができません。他の従業員は不公平感を持ちます。

更に、ブラックボックスになっていると、上司の目が行き届きませんので、横領や違法取引等の違反行為が行われやすいです。最初はちょっとした違反行為であっても、発覚しないことが分かると大胆な違反行為に及びます。

全ての業務や担当について、複数の従業員が処理できる体制を作ることが大事です。

また、特定の従業員が会社を引っ張っていく状況は避けるべきです。創業期ならまだしも、会社組織としての発展を望むのであれば、個々の従業員が力を発揮して、チームとして成果を上げられる組織とするべきです。

全ての業務をマニュアル化できれば一番良いのですが、なかなか難しいと思います。もしくは、人材育成や業務の引き継ぎを行って、特定の従業員に集中している仕事を、他の従業員に分担させてください。

どれも難しいようであれば、配置転換をしたり、1週間から2週間の年次有給休暇を取得させたりして、強制的に他の従業員に業務を引き継がざるを得ない状況を、無理やり作ってしまうことです。

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