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労働時間の適用除外

労働基準法 第41条

この章、第6章及び第6章の2で定める労働時間、休憩及び休日に関する規定は、次の各号の一に該当する労働者については適用しない。

  1. 別表第1第6号(林業を除く。)又は第7号に掲げる事業に従事する者
  2. 事業の種類にかかわらず監督若しくは管理の地位にある者又は機密の事務を取り扱う者
  3. 監視又は断続的労働に従事する者で、使用者が行政官庁の許可を受けたもの

労働基準法 施行規則 第34条

法第41条第3号の規定による許可は、従事する労働の態様及び員数について、様式第14号によつて、所轄労働基準監督署長より、これを受けなければならない。

【労働時間の適用除外】の解説です

次の社員については労働時間休憩、休日の規定は適用されません。

  1. 林業以外の農林水産業に従事する者
  2. 管理監督者
  3. 監視業務とか宿日直勤務で、労働基準監督署から許可を得た者

適用されないってどういうこと?

残業手当の支払が不要ということです。労働時間は1週40時間1日8時間休日は週1回が労働条件の最低基準として定められていますが、この制限はない。つまり、残業手当が不要になります。

うちは課長以上の者には残業手当を支払ってないよ。

課長だから管理監督者に該当するというものではないんです。役職名は関係なくって、実質的に管理監督者であるかどうか。もう少し具体的に言いますと、次の事項などから総合的に判断されます。

  1. 重要な職務と権限が与えられていること
  2. 出退勤について自由裁量があること
  3. 賃金面で、その地位に相応しい待遇がなされていること

重要な職務と権限というと?

会社の経営方針や労働条件、採用の決定に関与しているかどうかです。要するに、重要な会議や採用面接に出席させているかどうかです。

ふ〜ん。遅刻したときに賃金カットをするとダメなんだよね。

はい。出退勤について自由裁量がないと判断されて管理監督者とは認められません。

その地位に相応しい待遇というと?

例えば、管理監督者でない係長から、管理監督者としている課長に昇格したら、残業手当が出なくなって給与が下がる例もありますが、これは管理監督者と認められない要素になります。

役職手当は残業手当より多い金額にしておかないといけないということね。

はい。そういうことです。もう1つ管理監督者について間違えやすい事なんですけど、深夜労働と有給休暇については除外されていませんので、深夜の時間帯(午後10時から午前5時)に勤務したときは深夜労働手当が必要ですし、労働基準法で規定するとおりの有給休暇も与えないといけません。

深夜労働手当は必要なの?

はい。本当は必要なんです。就業規則の規定の仕方にもよりますけど、例えば、役職手当を深夜労働手当として支払っていることとすれば、別に深夜労働手当の支払は不要になります。

なろほど。

ですけど、深夜労働は過労の原因になりますから、自戒の意味を込めて支払うようにしておくのが良いと思います。

そうだね。最近うつ病だとかの話をよく聞くもんね。

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