逮捕の権限

労働基準監督官は、この法律違反の罪について、刑事訴訟法に規定する司法警察官の職務を行う。

【逮捕の権限】の解説です

労働基準法違反について、労働基準監督官は司法警察官の職務を行います。

司法警察官の職務？

会社を強制捜査したり、検察に送致したりすることができます。

外見上は同じかもしれませんが、強制捜査は司法事件として裁判所の令状を持って行います。

立ち入りは？

行政上の権限として行うものですので、強制捜査とは厳重に区別されることになっています。

検察に送致というのは？

逮捕して送検することです。書類送検というのは聞いたことがあると思います。

そんなこともできるんだ。

労働基準法違反は複雑で専門的な知識と経験が必要ですので、一般の警察官ではなく、労働基準監督官も送検できることになっています。

そう言えば、労働基準監督署の”しょ”は怖い方の”署”だ。税務署、警察署。

はい。公共職業安定所や年金事務所の職員とは権限の大きさが違います。

労働基準監督官は、拳銃と手錠を持ってるの？

拳銃は持っていないですけど、労働基準監督署には手錠は置いてあると聴いたことがあります。労働基準法違反のないようお願いします。